ChatGPTのGPT-4とは?主な使い方や使用時の注意点を紹介

ChatGPTとは、OpenAI社が提供するAIツールです。チャット形式でAIとやりとりできる点が特長で、ビジネス・プライベートを問わず多くのユーザーに利用されています。

ChatGPTにはGPT-4と呼ばれる大規模言語モデルが使用されており、高い推論能力による精度の高い回答が可能です。

この記事では、ChatGPTに搭載されているGPT-4の概要や各モデルの料金、種類、主な使い方、利用するメリット・デメリット、利用時の注意点などをご紹介します。

※本記事は、2024年12月時点の情報をもとに作成しています。

ChatGPT(GPT-4)とは

引用:ChatGPT

ChatGPTは、OpenAI社が提供するAIツールです。AIとのチャットを通して情報の検索や、DALL·E 3を用いた画像生成、Soraを用いた動画生成、文章生成などが行え、人間と会話しているかのような自然なやりとりができる点で気軽に利用しやすいことから、2024年8月末時点でのアクティブユーザー数は2億人を突破しています。

ChatGPTには、大規模言語モデルである「GPT」を使用しており、2022年11月にGPT-3.5のリリースとあわせてChatGPTが無料公開され、2023年3月にはGPT-4が有料ユーザー向けに公開されました。

GPT-4は、前身であるGPT-3.5よりも回答の精度や高度なプロンプト(指示文)にも対応できるようになりました。また、1通のメッセージ内に含められるプロンプトの文字数(トークン数)の上限も大幅に引き上げられており、やりとりのしやすさも改良されています。

2024年12月時点では、有料ユーザーはGPT-4に加えて、さらに高性能なモデルであるGPT-4o、OpenAI o1が利用でき、GPT-4oは無料ユーザーもやりとりできるメッセージ数の制限つきで利用可能です。

なお、GPT-4ではテキストだけでなく画像や音声などさまざまなモダリティ(データの種類)を処理できるマルチモーダルである点が特長で、画像や音声を読み取ったうえで回答を行えます。

GPT-4では、DALL·E 3を用いた画像生成が可能で、音声生成機能はありませんが、GPT-4o以降のモデルを利用している有料ユーザーの場合、現在は音楽生成も可能です。

GPT-4が生まれた背景

GPT-3.5が公開されるまでの2年間、OpenAI社ではディープラーニングに関わるスタッフのチーム全体を再構築し、Microsoft Azureと共同で、スタッフの作業負荷を軽減させるためのスーパーコンピュータをゼロから設計しました。

ここから開発されたGPT-3.5でのトレーニングを経て、安定したトレーニングや、トレーニングにおけるパフォーマンスの結果を正確に予測できるようになったことから、さらに進化したGPT-4の開発に成功しました。

現在でも、OpenAI社はGPT-4の機能をより向上させたGPT-4oや、GPT-4oと同等の性能を持ちながら低価格で使用できるGPT-4o mini、ChatGPTが作成した文章などを別ウインドウで確認しながら視覚的に作業しやすくなったGPT-4o with canvasといったさまざまな新しいAIツールを常に開発し続けています。

ChatGPTの各モデルの料金体系

ChatGPTでは、現在GPT-4、GPT-4o、GPT-4o with canvas、GPT-4o mini、OpenAI o1、OpenAI o1-miniの6種類が提供されています。ChatGPT上でそれぞれのモデルを使用する場合は、利用したいモデルに合わせてChatGPTの以下のプランに登録する必要があります。

  無料版 Plus Pro Team Enterprise
料金 $0 / 月 $20 / 月 $200 / 月 1ユーザーあたり
$25 / 月(年額課金)
$30 / 月(月額課金)
要問い合わせ
利用できるモデル GPT-4o
GPT-4o mini
GPT-4o with canvas
GPT-4
GPT-4o
GPT-4o mini
GPT-4o with canvas
OpenAI o1
OpenAI o1-mini
GPT-4
GPT-4o
GPT-4o mini
GPT-4o with canvas
OpenAI o1
OpenAI o1-mini
OpenAI o1 pro mode
GPT-4
GPT-4o
GPT-4o mini
GPT-4o with canvas
OpenAI o1
OpenAI o1-mini
GPT-4
GPT-4o
GPT-4o mini
GPT-4o with canvas
OpenAI o1
OpenAI o1-mini
できること データ分析、ファイルのアップロード、Webブラウジング、画像生成 データ分析、ファイルのアップロード、Webブラウジング、画像生成、高度な音声機能、表やグラフの作成 データ分析、ファイルのアップロード、Webブラウジング、画像生成、高度な音声機能、表やグラフの作成 データ分析、ファイルのアップロード、Webブラウジング、画像生成、高度な音声機能、表やグラフの作成、ワークスペースでのGPTの共有 データ分析、ファイルのアップロード、Webブラウジング、画像生成、高度な音声機能、表やグラフの作成、ワークスペースでのGPTの共有
コンテキストウィンドウ(一度に処理できるトークン数) 8K 32K 128K 32K 128K

参照:料金|OpenAI(2024年12月時点)

なお、2024年12月に新たに導入されたProプランでは、すべてのモデルを無制限で使用できます。そのほかのプランでは、一定時間内に複数回メッセージを送信することでモデルの利用制限がかかることがありますが、すべてのプランにおいてGPT-4o miniは無制限で使用できます。

また、各モデルをAPIとして使用する場合は、入力するトークン数に合わせて料金が発生します。詳しい料金体系については、以下でご紹介する内容や、OpenAI社が提示する料金プランをご確認ください。料金ページにないプランや、企業での利用状況に合ったモデルを知りたい場合などは、OpenAI社の担当者へ問い合わせるとよいでしょう。

参照:料金|OpenAI

有料版の各プランやAPIの詳細については、次のとおりです。

ChatGPT Plus

ChatGPT Plusは、有料版の中でも最も低価格のプランで、1カ月20ドル(約3,000円)で利用でき、GPT-4o、GPT-4o mini、GPT-4、OpenAI o1、OpenAI o1-miniが利用可能です。無料版では、GPT-4oや画像生成、ファイルアップロードなどを行える回数が制限されていますが、Plusプランでは余裕を持って行えるようになるため、快適にChatGPTを活用できるでしょう。

とはいえ、Plusにも回数制限はあるため、注意が必要です。GPT-4oは3時間に80件、GPT-4は3時間に40件、OpenAI o1は1週間に最大50件、OpenAI o1-miniは1日に50件のプロンプトを送信可能です。

ChatGPT Pro

ChatGPT Proは、2024年12月6日に新たに追加された有料プランで、1カ月200ドル(約3万円)で利用できます。ChatGPT Proでは、GPT-4o、OpenAI o1、OpenAI o1-miniすべてのモデルを回数制限なしで利用可能で、Plusプランからコンテキストウィンドウも大幅に拡大されていることから、より複雑なプロンプトの処理がしやすくなっています。

なお、Proプランでは2024年12月時点で唯一、OpenAI o1 pro modeを利用可能です。OpenAI o1 pro modeは、OpenAI o1よりもさらに優れた推論能力を発揮し、数学や科学、コーディングの分野で役立ちます。

ChatGPT Team

ChatGPT Teamは法人向けのプランで、年額課金の場合は1ユーザーあたり1カ月25ドル、月額課金の場合は1ユーザーあたり1カ月30ドルで利用できます。

Teamプランではチーム専用のワークスペースを使用できるだけでなく、チーム専用のGPTsをカスタマイズし、チーム内でのみ使用することも可能です。また、Teamプランで利用したChatGPTとの会話データは、ChatGPTの学習には使われないため、セキュリティ面でも安心です。

Teamプランでは、Plusプランと同じくGPT-4o、GPT-4o mini、GPT-4、OpenAI o1、OpenAI o1-miniが利用可能で、回数制限はそれぞれPlusプランの約2倍の数に引き上げられています。

ChatGPT Enterprise

ChatGPT Enterpriseは法人向けのプランで、詳しい料金はOpenAI社への問い合わせが必要です。

Enterpriseプランでは、Teamプランと同じくGPT-4o、GPT-4o mini、GPT-4、OpenAI o1、OpenAI o1-miniが利用可能です。Enterpriseプランは全プランの中で最も応答時間が高速なため、業務で使用する場合も効率よく進められるでしょう。

また、EnterpriseプランはTeamプランよりもさらにセキュリティ機能が強化されているため、より安全にChatGPTを使用したいという企業に特におすすめです。

ChatGPT Enterpriseの料金について詳しくご紹介している記事もあるため、ぜひあわせてご覧ください。

ChatGPT API

ChatGPT APIは、ChatGPTをほかのツールやアプリケーションに連携でき、入力トークン数に応じて料金が発生します。

ChatGPT APIを使用することで、自社で開発したツールや、普段使用しているツールなどにChatGPTの仕組みを搭載できるため、よりツールの改良や開発業務を容易に行えるでしょう。

ChatGPT APIの料金は、以下のとおりです。

使用モデル 入力トークンの料金 出力トークンの料金
GPT-4o 2.5ドル / 100万トークン 1.25ドル / 100万トークン
GPT-4o mini 0.15ドル / 100万トークン 0.6ドル / 100万トークン
OpenAI o1 15ドル / 100万トークン 60ドル / 100万トークン
OpenAI o1 mini 3ドル / 100万トークン 12ドル / 100万トークン

参照:料金|OpenAI

GPT-4、OpenAI o1の種類

ここまで、ChatGPTで利用できるモデルや、それぞれのモデルを使用する際に登録が必要となるプランについてご紹介しました。ここからは、ChatGPTで使用できるGPT-4、GPT-4o、GPT-4o with canvas、GPT-4o mini、OpenAI o1、OpenAI o1-miniの特長をご紹介します。

GPT-4o

GPT-4oは、2024年5月13日に発表されたGPTのバージョンで、GPT-4oは、2023年10月までの内容が学習されています。

GPT-4と同等の知能を持ちながら、プロンプトの内容を高速で処理し、テキストや画像、音声などさまざまな面での回答精度を向上させたモデルであり、OpenAI社によるとGPT-4oは、英語以外の言語環境では最高レベルのパフォーマンスを発揮すると言及されています。

GPT-4oは、ChatGPTの無料ユーザーも使用でき、一定時間内に複数回連続でメッセージを送ると、利用制限がかかります。

参照:GPT-4o|OpenAI Platform

参照:Introducing GPT-4o and more tools to ChatGPT free users|OpenAI

GPT-4o mini

GPT-4o miniは、GPT-4と同等の性能を持ちながら、GPT-4oよりも低コストで利用できる軽量かつ高性能なモデルで、2024年12月時点では、ChatGPT上ですべてのユーザーが無制限で利用できます。

GPT-4o miniは、GPT-4の前身であるGPT-3.5 Turboと同等の速度での回答が可能です。先述したGPT-4oは、GPT-3.5 Turboをわずかに上回るスピードを誇りますが、回答の速度はGPT-3.5 Turbo、GPT-4o、GPT-4o miniのどれも大差ないといえるでしょう。

とはいえ、GPT-4o miniはコストをかけずに精度の高い回答が得られることから、ChatGPTを初めて使う場合や、仕事やプライベートでの作業の簡易的なサポートとして利用する場合には特におすすめのモデルといえるでしょう。

GPT-4o with canvas(現Canvas)

引用:ChatGPT

GPT-4o with canvasは、通常のChatGPTのチャット画面の右側に別ウインドウ(Canvas)を開き、生成内容を視覚的に確認・編集しやすくなるよう改良されたツールで、プロンプト入力画面から選択できます。

引用:ChatGPT

修正指示はチャット画面や、Canvas上に直接書き込め、自身でオリジナルの内容を追加することも可能です。

また、生成された内容に疑問点があった場合は、該当の箇所を選択することで「ChatGPT に質問する」が表示されるため、質問内容を書き込めばチャット上で簡単に質問できます。

引用:ChatGPT

なお、新しく見出しを追加したい場合も、直接書き込むことや、チャットで指示を出すことで新規見出しを作成できます。

引用:ChatGPT

OpenAI o1

OpenAI o1は、2024年12月6日(日本時間)に正式リリースされた最新の推論モデルです。OpenAI o1は、ユーザーから寄せられたプロンプトに対して回答する前に時間をかけて思考することで、科学や数学、コーディングといった分野において複雑なタスクの処理が可能になり、難易度の高いプロンプトにも対応できるようになりました。

2024年9月から、OpenAI o1はプレビュー版が提供されていましたが、正式なリリース版では、プレビュー版よりも高速処理を実現し、プロンプトに対する回答内容のエラーを34%削減しています。また、画像のアップロード機能も実装され、画像の内容をもとに推論を展開するといった使い方も可能です。

OpenAI o1-mini

OpenAI o1-miniは、STEM分野の中でも特に数学やコーディングを得意とした推論モデルで、OpenAI o1よりも80%ほどコストを抑えて使用できます。

OpenAI o1-miniはSTEM分野の推論用に特化したモデルであるため、STEM分野における知性や推論能力が求められるテストにおいては、OpenAI o1よりも優れたパフォーマンスを発揮するものの、STEM分野以外の事実に基づく知識を必要とするテストにおいては、パフォーマンスがOpenAI o1よりも低下する点に注意が必要です。

なお、回答スピードはOpenAI o1-miniのほうが早く行えることもあり、単語推論問題に対する回答速度のテストでは、OpenAI o1-miniはプレビュー版のOpenAI o1よりも3~5倍ほど早く回答しています。

参照:OpenAI o1-mini|OpenAI

ChatGPTの導入・インストール方法

ここまで、ChatGPTやChatGPTで使用されているモデルの概要や料金についてご紹介しました。ChatGPTは、PCやスマートフォン、タブレットで使用できるため、ここでは使用するデバイス別の導入方法をご紹介します。

PC(Webブラウザ)の場合

Webブラウザ版のChatGPTは、アカウント登録やログインをせずとも使用できますが、ログインすることでGPT-4o mini以外のモデルの使用や、ファイルのアップロードなどが可能になります。

以下の手順では、アカウントを新規で作成する方法をご紹介します。

  1. ChatGPTの公式サイトにアクセスし、右上の「サインアップ」をクリックする

    引用:ChatGPT

  2. メールアドレスを入力し、「続ける」をクリックする

    引用:ChatGPT

    GoogleやMicrosoft、Appleのアカウントを持っている場合は、それらに登録した情報でアカウントを作成できます。

  3. パスワードを設定する(12文字以上)

    引用:ChatGPT

  4. 認証メールが届いているかを確認し、記載されたリンクをクリックしてChatGPTにログインする

スマートフォン(iOS)の場合

iPhoneやiPadを使用している方は、以下の手順でChatGPTを導入できます。

  1. App StoreからChatGPTをインストールする
  2. アプリを起動し、「サインアップ」をタップする
  3. 「メールアドレスでサインアップ」をタップする

    Apple アカウント、Google アカウントを持っている場合は、それぞれのアカウントの情報を用いてOpenAIアカウントを作成できます。

  4. メールアドレスを入力し、「続ける」をタップする

    引用:ChatGPT

  5. パスワードを設定し、「続ける」をタップする

    引用:ChatGPT

  6. 認証メールが届いているかを確認し、記載されたリンクをクリックしてChatGPTにログインする

スマートフォン(Android)の場合

Android端末を使用している場合は、以下の手順でChatGPTをインストールできます。インストール後の手順は、Web版やiOS版と基本的に同じです。

  1. Google Playストアにアクセスし、ChatGPTをインストールする
  2. アプリを起動し、「サインアップ」をタップする
  3. 「メールアドレスでサインアップ」をタップする
  4. メールアドレスを入力し、「続ける」をタップする
  5. パスワードを設定し、「続ける」をタップする
  6. 認証メールが届いているかを確認し、記載されたリンクをクリックしてChatGPTにログインする

ChatGPT(GPT-4)の主な使い方

ここまで、ChatGPTの導入方法をご紹介しました。ここからは、ChatGPTにおけるGPT-4の基本的な使い方と、ビジネス・プライベートでの主な使い方の例をご紹介します。以下の内容を参考に、ぜひ仕事や日常生活の中でお試しください。

基本的なChatGPTの使い方

引用:ChatGPT

ChatGPTを起動すると、上記の画像のようなチャット画面が表示されます。

ChatGPTとメッセージのやりとりを行う場合は、「ChatGPT にメッセージを送信する」内に文章(プロンプト)を入力することで質問や指示が出せます。

メッセージは、「明日の天気を教えてください」「明日の天気を教えて」「明日の天気は?」などさまざまな文体に対応しており、気軽に会話できる点が特長です。

引用:ChatGPT

また、メッセージ入力画面左下のクリップのマークをクリックすることで、画像やドキュメントなどのファイルの添付が行えます。JPEGやPNGなどの画像ファイルだけでなく、DOCX(Word)、XLSX(Excel)、PPTX(PowerPoint)、PDFといった豊富なファイル形式に対応しているため、文書の要約や資料に関する質問などさまざまな用途で活用できるでしょう。

引用:ChatGPT

右下の縦線が並ぶマークをクリックすると音声モードが起動し、AIと音声でのやりとりが行えます。音声もBreeze(活発で真面目)、Ember(自信に満ち、楽観的)などさまざまなトーン・口調から選べるため、自身が話しやすいと感じる音声を選択できます。

引用:ChatGPT

ビジネスシーンでの使い方の例

ここまで、基本的なChatGPTにおけるGPT-4の使い方をご紹介しました。ここからは、ビジネスシーンで役立つ使い方の例をご紹介します。以下でご紹介する内容以外にも、ChatGPTではさまざまな活用方法があるため、ぜひ自分に合った活用方法を探してみてください。

ビジネスメールの作成

引用:ChatGPT

GPT-4では、プロンプトに入力された内容をもとにビジネスメールの作成が行えます。上記の画像では、商談後のお礼メールを作成しています。ほかにも、打ち合わせの日程調整メールや、謝罪メールなど目的別にメールを瞬時に作成できるため、メールの作成に時間がかかってしまい業務効率が低下している方には特におすすめです。

あらかじめChatGPTに送るプロンプトの情報量が少ない場合、思っていたものとは異なる内容のメールが生成される可能性があるため、メールに必ず含めたい内容や、書き出しの文章などをなるべく多くプロンプトに落とし込みましょう。

タスクの整理

引用:ChatGPT

GPT-4では、プロンプトにまとめた内容をもとに、タスクの優先順位を検討してもらえます。大まかな作業内容や工数、締め切りなどを記入し、送信することで、最も優先すべきタスクは何か、その次に行うべきタスクは何かを明確にできるため、効率よく業務を進められるようになるでしょう。

また、GPT-4では、会議のアジェンダや議事録のファイルをアップロードすることで、タスクを細かく整理しToDoリストを作成可能です。このように、GPT-4を用いることでタスクの抜けを防げるだけでなく、優先順位を明確にしたうえで業務に取り組めます。

関数の提案

引用:ChatGPT

GPT-4では、作成したい関数の内容をプロンプトに記述することで、最適な関数を提案してもらえます。「コードをコピーする」をクリックすることで関数部分をそのままコピー&ペーストできるため、コピーのミスも起こりにくいでしょう。

また、既存の関数を記述して、「このような関数を作成したが、うまく機能しない理由を教えてほしい」とお願いすることでエラー箇所を指摘してもらったり、「このような関数を作成したが、もっといいアイデアがあれば教えてほしい」とお願いすることで最適な関数の提案をもらったりすることも可能なため、関数の入力作業を効率化できるでしょう。

プライベートでの使い方の例

ここまで、ビジネスシーンでの使い方の例をご紹介しました。ここからは、プライベートで役立つ主な使い方の例をご紹介します。

天気や服装の質問

引用:ChatGPT

GPT-4では、天気に合わせた服装や過ごし方のアドバイスなどを出力してもらえます。最高気温や最低気温、降水確率を教えてもらえるだけでなく、おすすめの服装や過ごし方が出力されます。

これらのアドバイスに加えて、「何時ごろが一番気温が高くなるか」「朝8時ごろの降水確率は何%か」など追加で気になる内容を質問することで、外出のタイミングや通勤時の服装・持ち物などを検討しやすくなるでしょう。

旅行プランの作成

引用:ChatGPT

GPT-4では、旅行プランの作成も可能です。行きたい観光地や観光に充てる時間などをプロンプトにまとめることで、記述された内容をもとに日程ごとにおすすめの観光地や所要時間、観光内容の例などを出力してもらえます。

出力された内容をもとに、「ホテルはどのエリアで取るべきか」「2日目に〇〇にも行きたい場合、スケジュールはどうなるか」「〇〇のお土産は何がおすすめか」といった追加の質問をすることで、さらに旅行プランを細かく設定できるでしょう。なお、「上記のスケジュールをExcelにまとめてください」と指示することで、Excelファイルに変換できるため、作成した旅行プランを旅のしおりとして印刷する場合にも便利でしょう。

なお、上記でご紹介した例はあくまで一部で、ほかにもさまざまな活用方法があります。ChatGPTの面白い使い方については、以下の記事をご覧ください。

「chatgpt 面白い使い方」

ChatGPT(GPT-4)を利用するメリット

ここまで、ChatGPTの主な使い方の例をご紹介しました。ChatGPTは、素早い回答の出力が可能な点や、豊富なジャンルに関するプロンプトへの回答が可能な点など、さまざまなメリットがあります。ChatGPTを利用するメリットは、次のとおりです。

時間を問わずに回答してもらえる

ChatGPTは、日時を問わずに応答が可能です。例えば、利用している機器の使い方がわからなかったり、不具合が見られたりした場合、人間が対応するサポート窓口に問い合わせると、夜間や早朝、休日の問い合わせは回答が遅れることがあります。

ChatGPTの場合、基本的に24時間365日回答が可能なため、「〇〇の使い方がわからない」などを思いついたタイミングで質問できる点が特長です。ただし、回答内容は学習データやWeb上の情報に基づくもののため、人間が行うサポートよりも回答の精度が劣る場合があります。

質問に対してスピーディーに回答できる

ChatGPTは、送信したプロンプトの内容を問わず、スピーディーに回答できる点が特長です。

例えば、GPT-4を用いて、以下のように「新しい街への引っ越しを考えています。引っ越し計画を手伝ってもらえますか?」というプロンプトを送信した際、約450文字の回答を出力するのに、17秒ほどかかりました。この結果をもとにすると、1秒あたりに約26文字出力されているということになり、人間が入力するよりもかなり速いスピードで出力できていることがわかります。

引用:ChatGPT

また、自身で「引っ越し 計画の立て方」のようにWebで検索した場合は、複数のWebサイトを参考にしながら、最も有益な情報を掲載しているWebサイトを探す必要があり、自力で見つけられない可能性もあります。ChatGPTを用いることで、欲しい情報をピンポイントで素早く手に入れられるようになるでしょう。

人間との会話のようにやりとりできる

引用:ChatGPT

ChatGPTでは、人間と会話しているようにやりとりできる点が特長です。そのため、情報の検索などを行う以外にも、簡単なアドバイスをもらったり、雑談をしたりすることも可能です。

また、さまざまな視点で回答をもらえる点も強みです。例えば、「リモートワークを行う場合、健康面や業務効率面、プライベート面での注意点を教えてください」というプロンプトを送った場合、「健康面では目を定期的に休ませること」「業務効率面ではチームでのコミュニケーションを適切に行うこと」「プライベート面では仕事と私生活の境界を明確にすること」などさまざまな角度での回答が得られます。

さまざまなジャンルに対応できる

ChatGPTは、さまざまなジャンル・テーマのプロンプトに対応可能です。例えば、料理の作り方やストレッチ方法、スケジュールの整理、HTMLコードの作成、リサーチ、悩み相談など、あらゆるジャンルの質問に対して瞬時に回答を行えます。

そのため、「Webで調べると時間がかかりそう」「周りに質問・相談できる人がいない」といった場合にはChatGPTにサポートしてもらうことで、素早く解決につながる可能性があります。

さまざまな業務を効率化できる

ChatGPTでは、文章の生成・要約・翻訳や、コードの生成・修正、タスクの整理、画像生成、分析などが可能で、GPT-4ではアップロードしたファイルをもとに質問や文章の要約、修正といった作業も行えます。

このようにChatGPTは豊富な機能を持つため、書類や資料、メールの作成といった事務作業に時間がかかっている場合や、単純な作業を効率化させたい場合、膨大な量のデータの分析を行いたい場合など、さまざまな場面で活用できるでしょう。

ChatGPTを利用するデメリット

ここまで、ChatGPTを利用するメリットをご紹介しました。便利な機能がそろいビジネスやプライベートを問わず活用しやすい一方で、誤った情報を出力してしまったり、回答内容が偏ってしまったりするといったリスクがあるため、注意が必要です。ChatGPTを利用するデメリットは、次のとおりです。

誤った情報を出力することがある

ChatGPTでは質問に対して瞬時に回答が出力されますが、誤った情報を正しい情報かのように出力するハルシネーションを起こすことがあります。このようなハルシネーションが起こらないよう改良は重ねられているものの、完全にゼロにはできないため注意が必要です。

特に、情報の正確性が求められる作業をChatGPTを用いて進める際は、ChatGPTの回答をうのみにせず、自身で情報の真偽を確かめることが重要です。

偏った回答をすることがある

基本的にAIでは差別的な発言や、特定の思想や価値観を持った発言をしないよう設定されていますが、学習データの偏りによっては、倫理的に不適切な内容が含まれてしまう可能性もゼロではありません。

そのため、ChatGPTを用いる際に特定の思想や価値観が強く反映されている内容や、不適切だと感じる内容が出力された際は、出力内容をそのまま受け入れず、情報の真偽を調べたり、OpenAI社に問い合わせたりすることをおすすめします。

イメージどおりの回答が得られないことがある

ChatGPTは人間と会話しているかのような自然なやりとりが行えることが強みではあるものの、学習データに基づく内容を出力しており、人間の感情などを完璧に理解はできないことから、質問に対して最適解を提示するだけの表面的な会話になってしまうことがあります。

「会話は続いているものの、テンポが悪い」「何度プロンプトを送ってもイメージと外れた回答しか返ってこない」と感じる場合は、プロンプトを工夫する必要があり、必要な情報を追加するといった手間がかかる可能性があるでしょう。

情報漏えいの恐れがある

ChatGPTでは、個人向けのプランに登録している場合、ユーザーが入力した内容を学習し、出力内容を改善させることがあります。

ChatGPT や DALL•E、Sora などの個人向けサービスをご利用になる場合、当社はお客様のコンテンツを使用してモデルをトレーニングすることがあります。

引用:モデルのパフォーマンスを向上させるためにデータがどのように使用されるか|OpenAI

そのため、法人向けプランに登録せずにChatGPTを使用していながら、企業の機密情報を入力してしまった場合は、学習データに利用され、情報漏えいにつながる恐れがあります。

入力内容を学習に使われたくない場合は、必ずChatGPTのプライバシー ポータルにてオプトアウトを設定するか、TeamまたはEnterpriseの法人向けプランへ登録しましょう。

オプトアウトについては、ChatGPTの利用規約もあわせてご確認ください。

参照:利用規約|OpenAI

ChatGPT(GPT-4)でできること

ここまで、ChatGPTを利用するメリットやデメリットをご紹介しました。ChatGPTでは、GPT-4が公開された際に、さまざまなできることが増え、活用の幅が広がっています。できることについて具体的には、次のとおりです。

GPT-3.5よりも高い推論能力に基づく回答

GPT-4では、GPT-3.5よりも大幅に推論能力を向上させ、より精度の高い回答を導き出せるようになりました。そのため、GPT-3.5では求める回答にたどり着くまでに複数回のやりとりを繰り返さなければならなかった質問も、GPT-4では1件のプロンプトでたどり着きやすくなったことから、プロンプトを調整する手間や時間、トークン数の浪費などを抑えられます。

GPT-4の作成時に、OpenAI社がGPT-3.5とGPT-4それぞれに模擬司法試験を実施した際に、GPT-3.5は下位10%の成績であったのに対して、GPT-4は上位10%の成績で合格したという結果からも、性能の高さがうかがえるでしょう。

参照:GPT-4|OpenAI

長文の入力・出力

GPT-4はGPT-3.5よりも高い推論能力を持つことから、複雑なテキストの生成や要約、翻訳といった処理も可能になりました。そのため、専門用語が多く含まれる記事や論文、レポートの作成だけでなく、複雑な世界観、登場人物の背景が含まれるストーリーの作成などにも活用できます。

また、GPT-4ではGPT-3.5から大幅に入力・出力可能なトークン数が引き上げられ、長文の入力や出力が可能になったことから、より本格的な文章生成が行えるでしょう。

画像のアップロードや分析、生成

GPT-4では、アップロードした画像の内容を読み取らせることが可能です。例えば、以下のように画像をプロンプトに添付し、「何が写っていますか?」と尋ねることで、GPT-4が画像の内容を分析してくれます。

引用:ChatGPT

また、「アップロードした画像を参考に似た画像を生成してください」「この画像をアニメ風のイラストにしてください」といった指示を出すことで、新しい画像を生成することも可能です。画像のアップロードや生成機能が加わったことで、効率よくイメージどおりの画像を作成しやすくなるでしょう。

Advanced Data Analysisを用いたデータ分析やグラフ作成

Advanced Data Analysisは、GPT-4で新たに搭載された機能で、プログラミングの知識やスキルがなくともデータ分析やグラフの作成などが行えます。

ChatGPTでは、Advanced Data AnalysisによってExcelやCSV、PDFなどさまざまな形式のファイルを読み込み、日本語のプロンプトでファイルに記載されている内容を読み取ったり、記載内容をもとにグラフを作成したりする作業が可能です。読み込んだデータの中にある不正確なものの修正や削除、複数のデータの結合といった編集も行えるため、分析作業の効率化に大いに役立つでしょう。

GPT-4とGPT-3.5の違い

ここまで、GPT-4でできることをご紹介しました。GPT-4はGPT-3.5よりも推論能力に優れており、複雑なプロンプトに対しても精度の高い回答を出力しやすくなっています。

例えば、複数の条件を指定したうえでビジネスメールの作成を依頼した際に、GPT-4では条件に沿って作成できたのに対して、GPT-3.5では条件をいくつか満たしていないまま文章が生成されるといったケースも見られます。ただし、プロンプトの内容によっては、出力のスピードはGPT-3.5のほうが素早く行えたり、出力内容が意図に沿っていたりすることがあるため、両者の違いをよく理解したうえで活用することが大切です。

GPT-4とGPT-3.5の違いや、GPT-3.5の特長について詳しくご紹介している記事もあるため、ぜひあわせてご覧ください。

ChatGPT 3.5

ChatGPT(GPT-4)を使用する際の注意点

ここまで、ChatGPTを利用するメリットやデメリット、GPT-4でできることなどをご紹介しました。GPT-4を実際に利用する際は、各モデルの学習データの最終更新日や、プラン別のプロンプト送信数の制限、入力内容の学習による情報漏えいなどに注意する必要があります。GPT-4を使用する際の具体的な注意点は、次のとおりです。

学習データの最終更新日を確認する

ChatGPTでは、モデルによって学習データが記録されている最終更新日が異なり、GPT-4では2021年9月までのデータが、GPT-4o、GPT-4o-mini、OpenAI o1、OpenAI o1-miniでは2023年10月までのデータが学習されています。

例えば、GPT-4で2022年以降の内容を質問しようとすると回答ができなかったり、誤った回答が返されたりすることがあるため、各モデルの最終更新日をあらかじめ確認しておきましょう。各モデルの学習データの最終更新日(ナレッジカットオフ)や、コンテキストウィンドウなどは、OpenAI Platformにて公開されています。

参照:モデル|OpenAI Platform

プロンプトの送信が制限される場合がある

ChatGPTで契約しているプランや利用するモデルによっては、一定時間内に複数回連続でプロンプトを送信することで、プロンプトの送信に制限がかかり、下位のモデルに自動で切り替わることがあります。

例えば、無料版のChatGPTでは送信数の制限つきでGPT-4oが利用できますが、連続で10通ほどプロンプトを送信した時点で、以下のような表示とともに制限がかかり、GPT-4o miniに切り替わりました(当社調べ)。

引用:ChatGPT

上位のモデルを利用したいときは、制限が解除されるまで待つか、契約プランをアップグレードする必要があるため、ご注意ください。また、制限にすぐ達してしまわないよう、なるべく少ない回数で求める回答を導き出せるプロンプトを工夫して作成するのもおすすめです。

ChatGPTの無料版での送信回数制限については、以下の記事でも詳しくご紹介しています。

チャットgpt 無料版 回数制限

不具合時の対処法を考えておく

GPT-4を利用しているときに、出力された文章が途中で終わってしまうなど、正常に動作しないことがあります。

回答が途切れてしまう原因としては、入力文字数が多すぎることや、サーバーが混み合っていることなどが考えられるため、プロンプトの工夫や時間の経過によって解消される可能性が高いですが、日常的にGPT-4を使用して業務を進めている場合などは、業務の進行に影響が出る恐れがあります。

このような事態に備え、GPT-4が使用できなくなった場合はどのように対処するかをマニュアルなどにまとめておくことで、業務を滞らせることなく進められるでしょう。

フィッシング詐欺などに備えておく

GPT-4では、悪意があると判断したプロンプトには回答しないようセーフガードが設定されていますが、プロンプトを工夫することによって、セーフガードをすり抜けてフィッシング詐欺などに使われるメールの文章を生成できてしまうことがあります。

このように悪意のある用途でGPT-4が使用され、セキュリティ被害に遭う可能性もゼロではないため、ユーザー側でも日頃からセキュリティ対策を強化しておくことが大切です。

GPT-4は無料で使用できない?

ここまで、GPT-4を使用する際の注意点をご紹介しました。現在GPT-4は、レガシーモデルとして、有料版であるPlus以上のプランでのみ利用できます。

しかし、記事内でもご紹介したように、無料版のユーザーはGPT-4と同等の性能を持つGPT-4o miniを無制限で利用できます。また、GPT-4は2021年9月までの学習データを記録しているのに対して、GPT-4o miniでは2023年10月までのデータを学習しているため、より最新の情報にも対応可能です。

なお、GPT-4を無料で使用したい場合は、次にご紹介するMicrosoft CopilotなどほかのAIツールを使用するのもおすすめです。

ChatGPT以外のAIツール

ここまでご紹介したように、GPT-4を無料で使用するには、Microsoft CopilotなどChatGPT以外のAIツールを使用するとよいでしょう。ここでは、Microsoft Copilotをはじめ、ChatGPTとは異なる強みを持つおすすめのAIツールをご紹介します。

Microsoft Copilot

Copilot(コパイロット)は、Microsoft社が提供するAIアシスタントで、かつては「Bing AI」という名称でした。CopilotはChatGPTと同様にチャット形式での情報の検索、文章の生成・要約・翻訳、画像生成などが可能で、言語モデルにはGPT-4を、画像生成にはDALL·E 3を用いています。

Copilotは、Windows PCの標準ブラウザであるMicrosoft Edgeから起動すると画面右端にチャット画面が表示され、Edge上でWebサイトを閲覧しながらCopilotとチャットでやりとりできる点が特長です。

無料でも十分に活用できるCopilotの特長やChatGPTとの違いについては、以下の記事をご覧ください。

copilot 無料

copilot chatgpt 違い

Perplexity

Perplexity(パープレキシティ)とは、AIを搭載した対話型の検索エンジンで、Web上にある複数の情報を参照し、質問内容に対して最適な回答を導き出します。出力された回答にはそれぞれ情報源としたWebサイトのリンクが張られているため、自身の目で真偽を確かめることが可能です。

また、回答の下には関連する質問を複数表示し、追加で質問しやすい仕組みが整えられています。これにより、ユーザーが情報を検索し、複数のWebサイトを参照しながら正しい情報を探し出すサポートが可能になり、情報収集にかかる負担を減らします。

なお、PerplexityはChatGPTと同様に日本語に対応しているため、英語が苦手なユーザーでも利用しやすい点も強みといえます。詳しい使い方や注意点については、以下の記事をご覧ください。

perplexity 日本語

Sora

Sora(ソラ)は、OpenAI社が提供する動画生成AIで、2024年12月10日(日本時間)にChatGPTの有料プラン(Plus、Pro)登録者向けにリリースされました。

Soraでは、プロンプトに沿った動画を生成できるだけでなく、アップロードした動画をもとに気に入ったシーンの尺を延ばしたり、2つの動画を混ぜて1つの動画にしたりできるなど、さまざまな編集・加工が行えます。

2024年12月10日時点では、人物が写り込んだ画像や動画のアップロードを制限しており、今後もさまざまな制限や不正利用対策を行ったうえで機能を解放していくことが予想されます。

まとめ

この記事では、ChatGPTに搭載されているGPT-4の概要や各モデルの料金、種類、主な使い方、利用するメリット・デメリット、利用時の注意点などをご紹介しました。

GPT-4はGPT-3.5よりも推論能力や入力可能なトークン数を大幅に強化しており、より複雑なテキストの処理が可能になるだけでなく、精度の高い回答の出力が行えるようになりました。

ただし、モデルごとに学習データの最終更新日が異なっていたり、ChatGPTに登録しているプランや利用モデルによっては一定時間内に連続で送信できるプロンプトの数に制限があったりする場合があるため、記事内でご紹介した注意点を確認のうえ、利用を始めることをおすすめします。

おすすめ記事一覧